内容説明
初期作品から「痴人の愛」「蓼喰ふ虫」の達成へ―。江戸情緒とモダニズム、東洋趣味と西洋趣味、下町と山の手、関東と関西、マゾヒズムと「悪」の芸術性…。身体と精神を蝕んだ、対立する要因の葛藤。永い青年期が、のちの「大谷崎」を生んだ。
目次
序章 なぜ青年期論か
第1章 学校教育の新世代
第2章 「下町小説」と「山の手小説」
第3章 都市と青春
第4章 自己不確実と「悪」
第5章 かたちのない孤立
第6章 芸術の西洋
第7章 「痴人の愛」への道
第8章 「蓼喰ふ虫」の達成
初期作品から「痴人の愛」「蓼喰ふ虫」の達成へ―。江戸情緒とモダニズム、東洋趣味と西洋趣味、下町と山の手、関東と関西、マゾヒズムと「悪」の芸術性…。身体と精神を蝕んだ、対立する要因の葛藤。永い青年期が、のちの「大谷崎」を生んだ。
序章 なぜ青年期論か
第1章 学校教育の新世代
第2章 「下町小説」と「山の手小説」
第3章 都市と青春
第4章 自己不確実と「悪」
第5章 かたちのない孤立
第6章 芸術の西洋
第7章 「痴人の愛」への道
第8章 「蓼喰ふ虫」の達成