内容説明
「日本の社会にとって、近代とは何であったか」。日本と日本人、物と心の来歴を問いつづけた「知」の巨人・柳田国男。失われゆくものの価値と意味を見据えながら、しかし彼は、たんに伝統的な保守主義者ではなかった。近代の宿命的な課題とたたかう柳田思想の本質に迫る、新鋭の思想的挑戦。
目次
1 自然主義から民俗学へ
2 国学と妖怪学
3 「新国学」への道
4 戦略としての郷愁
5 貧困の生成と近代
6 世相史としての反歴史
7 ハーンと柳田をつなぐもの
8 懐かしい日本
9 魂のゆくえ
「日本の社会にとって、近代とは何であったか」。日本と日本人、物と心の来歴を問いつづけた「知」の巨人・柳田国男。失われゆくものの価値と意味を見据えながら、しかし彼は、たんに伝統的な保守主義者ではなかった。近代の宿命的な課題とたたかう柳田思想の本質に迫る、新鋭の思想的挑戦。
1 自然主義から民俗学へ
2 国学と妖怪学
3 「新国学」への道
4 戦略としての郷愁
5 貧困の生成と近代
6 世相史としての反歴史
7 ハーンと柳田をつなぐもの
8 懐かしい日本
9 魂のゆくえ