剥製の詩学―富永太郎再見

剥製の詩学―富永太郎再見

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784755103254
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

硬質な詩語による乾いた抒情性によって、象徴詩からモダニスムへ、新しい詩の時代の到来を告知した先駆的詩人・富永太郎。大正末期の夭折詩人の詩的世界に、「近代」という病に浸された自らの青春を投影、慰撫と救済を求める詩的モノローグ。

目次

1 引き裂かれた自意識―ショウペンハウアーとニーチェ
2 ボードレールのイロニー
3 二重人の詩法
4 眼球というメタファー、あるいは剥製の詩学
5 病者の光学―小林秀雄、梶井基次郎をめぐって
6 自己解体への希求―上海体験の意味
7 絵と詩の境界

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