出版社内容情報
中小企業の「社長さん」と「経理さん」の日常業務の中での何気ない会話を介して、中小企業に関係する税制の概要や、その適用の可否についてのポイントを簡潔にわかりやすく解説。初学者からベテランの税理士まで、また、企業の経理担当者からオーナー経営者まで、手軽に読める一冊。法人税務に関する頻出する問題を簡潔明瞭に解説。法人税のみならず、オーナー経営者が遭遇する所得税、相続税、消費税、地方税についても解説した中小企業に関わる税務の実務が本書で網羅的に理解できる必備の書。
【目次】
パート1 総則・共通事項
1 中小企業の範囲と特例措置の概要
2 中小企業に関係する制度は?
3 公益法人等の収益事業課税とは?
4 「税効果会計」って、なに?
5 税効果会計の具体的な会計処理は?
6 納税地指定は税務署が勝手にやるのか?
7 書類はいつまで保存するのだ?
8 電子帳簿保存を始めるための要件は?
9 外貨預金の経理処理はどうするのだ?
10 外貨建取引による資産の取得の場合の処理は?
パート2 完全支配関係
11 完全支配関係にある法人間の取引の特例とは?
12 完全支配関係法人間の資産の譲渡取引等の特例とは?
13 完全支配関係法人間の寄附の特例とは?
パート3 売上・原価
14 資産の販売は収益認識基準を適用か?
15 収益認識基準による役務の提供の収益計上時期は?
16 長期工事の売上は収入がなくても計上するのか?
17 取引先からの債務免除益まで課税されるのか?
18 債権を低価格で取得した場合の差額は課税されるのか?
19 広告宣伝用資産の受贈益は非課税なのか?
20 一人親方は外注費か給与か?
21 資産除去債務がある場合の申告調整方法は?
パート4 評価損益・損害賠償金
22 上場有価証券の評価損が認められる場合とは?
23 非上場株式の適正売買価額は?
24 陳腐化商品の評価減ができる場合とは?
25 預託金方式のゴルフ会員権の損金算入は?
26 損害を受けた場合の賠償金等に係る損益の計上時期は?
27 損害賠償金を支払う場合の損金計上時期は?
28 社員の横領の場合は損出しできないのか?
パート5 減価償却・繰延資産
29 200%定率法とはどんな計算方法だ?
30 中途取得資産の減価償却の留意点は?
31 リース資産も減価償却するのか?
32 ロゴマークやサービスマークは資産計上が必要か?
33 社員が開発した特許権の取扱いは?
34 ソフトウエアとは?
35 自社製作のソフトウエアの取得価額及び償却方法は?
36 損金算入できる少額減価償却資産の範囲は?
37 資本的支出と修繕費の区分は?
38 中小企業者等が機械等を取得した場合の特別償却とは?
39 組合会館の建設資金の負担金も償却計算が必要か?
40 分割払の繰延資産の償却方法は?
パート6 役員給与
41 定期同額給与は期の中途で変更できないのか?
42 役員賞与の損金算入のための要件は?
43 同族会社は業績連動給与は出せないのか?
44 過大退職金は功績倍率で計算するのか?
45 経済的な利益の供与の議決承認は?
46 執行役員就任時の退職金は認められるのか?
47 使用人決算賞与は未払でも損金算入できるのか
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- 366日風景画をめぐる旅