出版社内容情報
株主構成等のあり方は、単に経営者のみの問題ではなく、取引先、従業員等の利害関係者にとっても大きな関心事となっている。更には、近年、企業の親族内承継が後継者不足等から大幅に減少していることもあって、M&A等による第三者承継を円滑に進めることも当事者のみならず社会的な問題になっている。本書では、非上場企業の事業承継においてM&Aや従業員持株会などを活用する際のポイントや株主構成上の留意点など、税制上の論点その他会社法における取扱いを指数や図表、ケーススタディを交えて解説。
目次
第1章 事業承継における株主構成戦略(非上場企業の株主構成戦略;株式の任意取得 ほか)
第2章 事業承継におけるM&Aの活用(事業承継におけるM&Aの位置づけと最近の動向;M&Aの手順)
第3章 事業承継における従業員持株会の活用(非上場企業における従業員持株会の概要;安定株主対策における従業員持株会の位置づけ ほか)
第4章 株主構成戦略に関するケーススタディ(組織再編成が「株主の態様」に与える影響について;組織再編成による兄弟間のグループ経営の再構築)