内容説明
本書は、非営利法人に係る会計と税務について横断的に解説しようと試みたものである。第一部では、特殊法人の独立行政法人化や進行中の公益法人の制度改革等、各種非営利法人の制度改革の方向性を明らかにし、各法人の会計、税務に関する現行の制度の概要を記載。第二部では、法人税について、特に営利法人と異なる点である。優遇税制と、収益事業の判定について焦点を当てて説明。第三部は、営利法人にはない消費税の特例について、そのうちでも特に「特定収入」に係る特例について詳しく述べた。
目次
第1部 非営利法人の現行の制度(非営利法人改革の方向性;非営利法人の現行制度;非営利法人の会計制度 ほか)
第2部 非営利法人の法人税(公益法人等に対する法人税の優遇措置;収益事業の意義と範囲;収益事業の所得計算)
第3部 非営利法人の消費税(消費税の基本的仕組み;国・地方公共団体の特別会計、公共・公益法人等の特例;特定収入がある場合の消費税計算 ほか)
資料編
著者等紹介
中田ちず子[ナカタチズコ]
新潟県生まれ。公認会計士、税理士、有限会社中田ビジネスコンサルティング取締役。昭和54年明治大学商学部商学科卒業。昭和55年クーパースアンドライブランド会計事務所(現中央青山監査法人)入所。その後監査法人を経て、平成6年に中田公認会計士事務所を開設し、平成7年に有限会社中田ビジネスコンサルティングを設立、現在に至る。公益法人等に対する税務会計コンサルティング、商法監査、非上場株式の評価、法人の税務会計・事業継承指導、個人の資産税・相続税対策等の他、官公庁、大手企業・中堅企業に対する各種セミナーの企画・運営を行い、講師もつとめる。日本公認会計士協会東京会公益法人特別委員会委員、日本公認会計士協会租税調査会資産税等専門部会副専門部会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。