内容説明
トラック運送業界の二一世紀初頭のキーワードは、「環境デバイド」、「ツールとしてのIT」、「戦略的アライアンス」である。そして、これら三つのキーワードを結ぶ共通項は、「収益性の高い経営構造への転換」だ。本書は、このような認識に立って、環境問題に対応できる高収益企業を目指すための参考となる一冊である。
目次
1章 ディーゼル車規制でコストは上がり経営はますます苦しくなる
2章 「環境デバイド」を勝ち抜けない業者は廃業か事業撤退しかない
3章 「運ぶだけ」でも利益は出せる高収益を上げている経営者からの報告
4章 ローコスト・オペレーションに成功した会社のケース研究
5章 提案能力を養えば大手事業者とのコンペに勝てる
著者等紹介
森田富士夫[モリタフジオ]
物流ジャーナリスト。1949年茨城県水海道市生まれ。ペトロケミカルや繊維関係の業界紙・誌の記者、編集者を経験。その間、講演や社員教育の講師なども務める。また、マーケティング調査報告書やマニュアル本なども執筆。1984年にトラック運送業界紙の記者となり、物流関係の取材を始める。この間、流通(商流)関係、その他の雑誌などにも筆名で寄稿。また、業界団体、協同組合、労働組合、トラックディーラー、コンピュータメーカー、損害保険会社などが主催するセミナーで講演するほか、トラック運送事業者の社員教育なども行なう。1997年に独立して(有)物流ジャーナリスト倶楽部を設立。取材・執筆活動や各種セミナーで講演を行なうほか、会員制情報誌「M Report」を毎月発行している
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