内容説明
本書は、何かと騒々しい自動車業界の中にあって、「よそはよそ、うちはうち」とばかり、あくまでも純血でいこうというトヨタと本田に焦点をあて、両社のゆくえを占いながら業界全体の将来についても考えてみた。
目次
序章 自動車業界勝ち組・負け組の研究
１章 トヨタを変えた最強の男
２章 トヨタは世界の列強と肩を並べるか
３章 車造りからの脱皮をめざすトヨタの大いなる野望
４章 トヨタ独り勝ちの国内市場
５章 トヨタが世界企業になる条件
６章 強いホンダ・ブランドのルーツ
７章 日産追い落としに燃えるホンダにただよう暗雲
８章 ホンダが勝ち残る条件
９章 戦いすんで日は昇るか
著者等紹介
上杉治郎［ウエスギジロウ］
４０年有余、自動車産業界に身を置き「時代の潮流と自動車の文化」という捉え方で業界の歴史と変遷を見つめてきた。主な著書に『クルマの悪知恵大百科』『マイカーの戸籍簿』『マイカー安上がり法』『クルマいじりを楽しむ法』『ユーズドカーの決め手』（以上久保書店）。『日産グループの失望・ダイムラーベンツの野望』『中古車売買でだまされない本』『自動車業界・繁栄の時代は終わった』『日産よ、屈辱をバネに立ち上がれ』（以上エール出版社）。近著に『自動車百年の最終戦争』（双葉社）がある
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