内容説明
本書では、ユニクロ、ライトオン、しまむらというデイリーカジュアル御三家がどのようにして今日を築き、またそれを発展させてきたかを分析すると共に、これが廃れるとすれば、どのようなところにその原因が内在するのか探っていく。
目次
1章 デイリーカジュアル御三家の成功の秘密(ユニクロ―安売りからステイタスの店に変身;しまむら―ユニークな経営システムで大飛躍の秘密;ライトオン―ユニクロとしまむらの中間システムで大成長)
2章 「良い品をより安く」商法の問題点を各店をルポして採点(安くするメカニズムの落とし穴を探る;各社の店舗戦略、品揃え、店員教育、チラシ戦略、在庫管理を採点;お客はどの店の何を好み・何を嫌うか、三社のCS(顧客満足度)採点)
3章 人がすべての小売業で人を育てない企業に明日はない(会社の拡大が止まった時、大量採用した社員をどうするのか;集合教育の問題点を探る;中途半端なOJT(業務上教育)が会社の意思統一を阻害していないか)
4章 デイリーカジュアル御三家の商品と値段の限界への挑戦(安さ以外の価値を模索するユニクロ・ライトオン、安さが最大の特徴のしまむら;急拡大会社は社員の育ちが追いつきにくい;急拡大した御三家に慢心はないか、読めない消費者ニーズ)
著者等紹介
西村秀幸[ニシムラヒデユキ]
昭和34年生まれ。昭和58年大手カー用品チェーンに入社、広報課長・スーパーバイザーを歴任。平成10年退社、独立して「オフィス・にしむら」を創業。小売業の経営指導・各種セミナーの講師を務めるかたわら、ジャーナリストとして社会問題などを研究。著書に『事例で学ぶ 口コミで儲ける』(明日香出版社)『マンション管理会社にだまされるな』(エール出版社)等がある
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