内容説明
技術力は立派でも殿様商法では転落する。バカチョンコンピューターがＩＢＭを窮地に追い込むなど、販売戦略・技術戦略などの失敗点の研究。
目次
１章 アメリカ国内戦略の失敗（「汎用機はあと１０年で消滅」の声もある；技術力は立派でも殿様商法では転落する）
２章 技術戦略の失敗（最近、技術革新に成功するのはなぜＩＢＭでなく日本企業なのか；バカチョン・コンピューターがＩＢＭを窮地に追い込む）
３章 販売戦略の失敗・日本企業との比較（パソコン技術は優秀なのになぜ日本電気に敗れたのか；近づくパソコン五万円時代にＩＢＭは低価格競争に勝てるか）
４章 人材育成と機種選定の失敗（言葉の壁と硬直人事が二流へ転落の原因をつくる；次世代機種選定のミスはＩＢＭの将来に暗い影を落とす）
５章 世界戦略での失敗（東芝ココム事件はＩＢＭの謀略か；世界対決ではハードは日本の勝ち、残るはソフトの勝負のみ）
６章 日本戦略での失敗（日本人の心を傷つけたＩＢＭスパイ事件への恨み；日の丸コンピューターが世界を制する日）
