出版社内容情報
重要無形文化財(人間国宝)「彫金」保持者の著者が体得してきた金具の制作技法を「烏瓜金具」全工程写真に解説を加え、丁寧に詳述。重要無形文化財(人間国宝)「彫金(ちょうきん)」保持者の著者が、体得してきた金具の制作技法を「烏瓜金具(からすうりかなぐ)」の制作過程を通して工程写真に解説を加え、丁寧に詳述。
図案制作から本体の制作、加飾の象嵌(ぞうがん)や置き金、仕上げの鑢(やすり)掛けや炭研ぎなどすべての工程を技法ごとに掲載。
全体の制作の過程がわかる工程チャート付。
文化庁調査官佐藤直子氏の解説掲載。
「烏瓜金具」全制作工程
準備・本体の制作・加飾・本体の仕上げ・全体の仕上げ
主な技法:平象嵌・置き金象嵌・金銷象嵌
その他の象嵌の技法:線象嵌・高肉象嵌・布目象嵌・切嵌象嵌など
鏨について:鏨作りの基本、生下げの作り方、彫金の道具、彫金に使う金属
作品紹介:豊川光長、桂光春、鈴木春盛、桂盛行、桂盛仁
桂 盛仁[カツラ モリヒト]
著・文・その他/編集
内容説明
烏瓜金具全制作工程(図案、地金、打ち出し、加飾、仕上げ)/象嵌の技法(平象嵌、線象嵌、高肉象嵌、金銷象嵌、被金象嵌など)/鏨について(彫り鏨・打ち鏨・象嵌鏨・木鏨など)/鏨、生下げのつくりかた/作品図版。彫金の技法ぜんぶ教えます!
目次
烏瓜をモチーフに金具をつくる(準備;本体の作成;加飾;本体の仕上げ;仕上げ)
そのほかの技法と道具(象嵌の技法(鑞付けをしない象嵌)
象嵌の技法(鑞付けをする象嵌):鏨について:鏨作りの基本
生下げの作り方
彫金の道具
彫金に使う金属)
作品図版
著者等紹介
桂盛仁[カツラモリヒト]
1944年文京区生まれ。父は彫金家桂盛行。幼いころより父に彫金技法を師事し、伝統工芸展を中心に作品を発表。金具をはじめ、香炉、香合、菓子器、水指などを一枚の地金から打ち出し造形し、象嵌や金銷、被金などの彫金技法を駆使して制作、発表する。2008年重要無形文化財「彫金」保持者に認定。日本工芸会正会員・参与、桂彫金塾主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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