内容説明
本書では、原子の拡散に支配される核生成‐成長型の相変態の基礎理論を解説した。紹介した知識は主にバルクの金属材料に関するものである。
目次
1 序論
2 自由エネルギーと相平衡
3 変態核の生成
4 拡散変態界面の移動
5 3成分系における拡散律速成長と溶解
6 異相界面の構造とエネルギー
7 マッシブ変態
8 セル状析出と共析変態
9 マルテンサイトとベイナイト
著者等紹介
榎本正人[エノモトマサト]
1947年愛知県に生まれる。1970年東京大学理学部物理学科卒業。1972年同大学院物理学専攻修士課程修了。1972年科学技術庁金属材料技術研究所研究員。1978年米国ミシガン工科大学、カーネギーメロン大学(1982年Ph.D.)。1992年茨城大学工学部物質工学科教授、現在に至る
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