目次
1 結晶と格子
2 結晶による回折
3 結晶の結合エネルギー
4 格子振動
5 統計熱力学入門―固体の比熱
6 固体の比熱
7 量子力学入門
8 自由電子論と金属の比熱・伝導現象
9 周辺ポテンャル中での電子―エネルギーバンドの形成
著者等紹介
志賀正幸[シガマサユキ]
1938年京都市に生まれる。1961年京都大学理学部化学科卒業。1963年京都大学大学院理学研究科修士課程修了。1964年京都大学工学部金属加工学教室助手、助教授を経て1989年京都大学工学部教授。2002年定年退職。京都大学名誉教授。理学博士。専門分野、磁性物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
24
半導体の固体物理しか勉強したことがなかったので、 材料一般の固体物理を勉強するよいきっかけになりました。 格子,回折,結合エネルギー,格子振動,比熱など、量子力学以前の基本的な知見が得られました。 自由電子論と金属の比熱,伝導現象や、周期ポテンシャルの中の電子(エネルギーバンドの形成)などの応用理論も興味が持てました。 演習の解に解説が無いので,一人で勉強するのはちょっと辛そうです。2021/08/28
あおいくま
1
なんとか読了。計算過程の理解を後から自分で補わなければいけないが、全体を概観するのに最適な入門書。大学の授業との副教材としても十分使えるし、非常にわかりやすく、それでいて本質を突いている。名著である。2014/12/10