追補 精神科診断面接のコツ (追補)

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784753394081
  • Cコード C3011

出版社内容情報

面接技術の錬磨にかけた著者二十余年の自伝的な流れをひとつの軸に、創造と検証を重ねて練りあげられた体系が、深く明晰な臨床の思惟に貫かれて展開される。初版以来十年の時間に育まれた追補を付し改版。他分野にも広く好評の書。

内容説明

初版以来10年。その間の経験と連想を追補。面接技術の錬磨にかけた著者の二十余年の自伝的な流れを一つの軸に、臨床経験から創造と検証を重ねて練り上げられた理論的体系。精神医学・臨床心理・教育分野など面接に関わる人に必読の書。

目次

第1章 わが面接事始め
第2章 診断とは
第3章 面接について
第4章 面接の場
第5章 所見のとらえかた
第6章 初回面接の手順
第7章 聴くこと
第8章 問うこと
第9章 「なぜ」という問い
第10章 患者の身になる技法
第11章 軽い意識障害の診かた
第12章 診断面接一口メモ
第13章 面接のセンス向上法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

riviere(りびえーる)

29
「こうした儚さがつきまとっているせいで、台所の知恵には優しい味わいがある。同種の知恵は、生活や職業のそれぞれの分野に溜まっており、そうした知恵にとりまかれているとき、人の中に何か豊かな身体感覚が生じる。この種の価値の定かでない知恵のなかから、いくらか物珍し気なものをとりだして、記録しておこうとするのが本章の意図である。」先入観を排除することに専念して診断面接に臨むと、必ず感受性の低下がおこる。医学というより医術。聞くこと、問うこと、「なぜ」、患者の身になる法。2020/09/17

つなぐ

5
筆者の著作としては初期のものになるのでしょう。患者とどう対峙していくか、基本姿勢に関する論考が述べられています。そのままスタイルを真似することは出来ませんが、文章は精神科における診断面接とは何か考えさせるものになっている点で有益であると思います。基本的な事なので、他の著者もそれぞれのスタイルを本で披露されている事もあるので、そうしたものと読み比べてみるのも面白いかもしれません。世の中にはここで述べられた考察なんて全く気にしない医者も山ほどいまして、電子カルテを眺めながら患者の話を聞く医師のなんと多いことか2018/07/02

anchic

4
臨床場面での面接のコツが満載でした。速読するような代物でなく、自分の臨床経験を振り返りながらゆっくりと読み進めていくとよいと思います。著者や桜井先生のレベルにまで至るには何年かかるのかと思いますが、日々精進して自分の臨床力を向上させていきたいと思いました。2011/01/02

anchic

2
書棚整理のため再読。特定の心理療法や操作的診断に傾倒せず,正確なアセスメントを実施するためにどのような事項に留意しなければいけないのかを独自の視点で書いている。著者の試行錯誤の末に生まれた技法やテクニックが満載で対人援助領域の現場で勤務する人には大いに役立つ本だと思う。2021/11/19

Asakura Arata

2
10年ぶりに読み返した。今の自分の面接に生かされている感じもするし、そうでない感じもする。面接という校医の深さ、面白さが再認識できた。2010/07/19

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