内容説明
七カ月の息子が目を合わせてくれない…八歳の娘が「どうして人は死ぬの?」…高校生の息子がスマホゲーム依存症?…。百人百様の悩みに、現場一筋の小児精神・神経科医が、発達の視点を交えて真摯に答えます。お母さんから専門家まで、子どもの未来をつくるすべての人に!
目次
1 乳児期・幼児前期(もうすぐ生まれる子の習い事をどうしよう;七カ月の息子が目を合わせてくれない ほか)
2 幼児後期(幼稚園のわが子につい声を荒げてしまう母;四歳、友達の玩具を盗んだことをごまかした ほか)
3 学童期(義母が子どもを甘やかして困る;何かにつけて親に言いつける子どもたち ほか)
4 思春期・青年期(中学生の息子が一週間浮かない顔のまま;中学生の娘が愛犬を失いました ほか)
著者等紹介
広瀬宏之[ヒロセヒロユキ]
1969年東京都に生まれる。1995年東京大学医学部医学科卒業。1995~1996年東京大学医学部附属病院小児科。1996~1999年千葉徳洲会病院小児科。1999~2003年東京大学大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻。2003~2007年国立成育医療センターこころの診療部発達心理科。2006~2007年フィラデルフィア小児病院児童精神科。2007~2008年横須賀市療育相談センター開設準備室長。2008年~横須賀市療育相談センター所長。2015年放送大学客員准教授「精神医学特論」担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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・ジャカルタの邦人新聞掲載の子育て相談コーナー(800字回答形式)から、Q&A100編を選出した一冊。限られた字数の中に、単に1つの答えを示すのではなく、Q者に考えさせる奥行きに工夫が凝らされおり実に有難い。 ・「まさに正解はない」例として、「どうして人は死ぬの?」(親戚中学生の早逝@白血病を契機した娘8歳の質問)に対する、筆者の回答バリエーションが豊富(7通り)。対機説法の好例で嬉。回答6・7は、やや変化球的な角度からの例であるが、この回答を引き出させる子供はなかなかユニークな素質在りそう。