出版社内容情報
本書は精神力動的サイコセラピーを,その技術的側面を軸として解説した入門書である。全8章を通じまったく初心者の学生を,サイコセラピープロセスの最後にまで導いていく。
まず,精神分析的/精神力動的理論がどのように各技術を裏付けているかが説明される。その後は「始まり」「継続治療」「終わり」といったセラピーのプロセス順の章構成で,それぞれのシーンで必要とされる技術が詳説されていく。明快にセラピーの全体像を把握し,技術を学ぶことができる一冊といえる。
本書は,学生の視点から書かれていて,彼らが実践において出会うと思われる困難に焦点をあて,技法に関して具体的な示唆を与えていることにも特徴がある。精神分析家,サイコセラピスト,精神科レジデントはもちろん,サイコセラピーを専攻する大学院生と社会福祉の学生に最適であろう。
監訳者まえがき 岡野憲一郎
本書について
はじめに
謝 辞
第1章 精神力動的サイコセラピーの言葉を理解すること
第2章 始まり
第3章 生育史を聴き取ることとフォーミュレーション
第4章 セラピーにふさわしい患者を選ぶこと
第5章 継続治療
第6章 防衛的な患者を扱い続けること
第7章 終わり
第8章 スーパーヴィジョンを活用すること
参考文献
訳者あとがき 重宗祥子
索 引
セーラ・フェルス・アッシャー[セーラフェルスアッシャー]
著・文・その他
岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
監修/翻訳
重宗祥子[シゲムネショウコ]
翻訳
目次
第1章 精神力動的サイコセラピーの言葉を理解すること
第2章 始まり
第3章 生育史を聴き取ることとフォーミュレーション
第4章 セラピーにふさわしい患者を選ぶこと
第5章 継続治療
第6章 防衛的な患者を扱い続けること
第7章 終わり
第8章 スーパーヴィジョンを活用すること
著者等紹介
岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
1982年東京大学医学部卒業、医学博士。1982~85年東京大学精神科病棟および外来部門にて研修。1986年パリ、ネッケル病院にフランス政府給費留学生として研修。1987年渡米、1989~93年オクラホマ大学精神科レジデント、メニンガー・クリニック精神科レジデント。1994年ショウニー郡精神衛生センター医長(トピーカ)、カンザスシティー精神分析協会員。2004年4月に帰国、国際医療福祉大学教授を経て現職、京都大学大学院教育学研究科臨床心理実践学講座教授。米国精神科専門認定医、国際精神分析協会、米国及び日本精神分析協会正会員、臨床心理士
重宗祥子[シゲムネショウコ]
1986年上智大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程修了、臨床心理士。現職、さちクリニック(東京都新宿区)、代々木心理相談室(東京都渋谷区)、あおきクリニック(東京都中野区)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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