目次
1 イントロダクション
2 摂食障害とは何か
3 摂食障害の病態の病理
4 摂食障害の治療
5 摂食障害の予後と予防
6 要望
補遺 摂食障害の精神分析的な理解とアプローチ
著者等紹介
松木邦裕[マツキクニヒロ]
1950年佐賀市に生まれる。1975年熊本大学医学部卒業。1999年精神分析個人開業。現在、京都大学大学院教育学研究科教授、日本精神分析協会正会員、日本精神分析学会運営委員
瀧井正人[タキイマサト]
1950年京都市に生まれる。1977年早稲田大学第一文学部卒業。1987年九州大学医学部卒業、同心療内科入局。九州大学病院心療内科講師を経て、2013年北九州医療刑務所。現在、北九州医療刑務所長、九州大学病院心療内科非常勤講師、摂食障害学会理事、心身医学会代議員、心療内科学会評議員
鈴木智美[スズキトモミ]
1959年東京武蔵野市に生まれる。1987年福岡大学医学部卒業。1993年福岡大学大学院医学研究科卒業。福岡大学病院精神科講師を経て、可也病院(福岡)勤務、日本精神分析協会正会員、日本精神分析学会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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bashic
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治療者向けの本。精神分析的であったり、認知行動療法的であったり、治療のプロセスは色々あって良いけれど、どのプロセスでも患者さんの抱える問題の本質に触れ、そこに向かい合っていくことが治療上とても大事なんだと感じられた。会話調で進むので、とても読みやく、さらっと読めてしまったが、内容は濃く、本当の意味で理解するには何度か読まないとダメだろうな…。手元に置いておいて、何度か繰り返し読みたいと思うし、自分の臨床の積み重ねによって、響く箇所もまた違うと思う。補遺で掲載されている松木先生の文書も良かった。2014/12/07