出版社内容情報
「私たちは自分を失うことをとおして,何者かに出会う。」「緊張、生きていること、生産性、そして性愛は本質的に絡まりあっている。」日々の精神分析という営みのなかから紡ぎ出された言葉が,あらゆる心の臨床家に語りかける。
目次
第1部 解釈はどのようにはたらくのか(解釈が用いられること―出発点での論考;解釈―空間を生み出すもの、空間が生み出すもの;本物の物語が生まれる場所)
第2部 精神分析の喜び(含羞み―「甘え」を幸福に見知られること;幸福な瞬間について)
第3部 力動的精神科臨床・心理臨床に語りかける(「支持」という言葉を考える;子どもの心的変化の「容れ物」としての親面接について;こころの臨床実践の場をめぐるもの思い)
第4部 精神分析の実践を構成するもの(訓練分析と分析家になること;プロセスノートを書くという営み;自由連想という逆説)
著者等紹介
藤山直樹[フジヤマナオキ]
1953年福岡県に生れる。幼少期を山口県の瀬戸内海岸で育つ。1978年東京大学医学部卒業。その後、帝京大学医学部助手、東京大学保健センター講師、日本女子大学人間社会学部教授を経て、上智大学総合人間科学部心理学科教授。東京神宮前にて個人開業。国際精神分析学会(IPA)訓練精神分析家、日本精神分析協会運営委員、日本精神分析学会運営委員。専攻は精神分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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