出版社内容情報
19世紀ドイツにおける代表的な教育家で,幼稚園の創始者として知られている F.W.A. フレーベルの教育思想の基幹部分が形成される過程,そして彼がそれをもとにオリジナルな諸遊戯を相次いで考案してゆく過程を,一貫して彼の「遊戯思想」の成立・展開過程として包括的にとらえ,解釈・検討を加える。
目次
本研究の課題と手続き
第1部 フレーベルにおける遊戯思想の成立過程(「球体法則」思想への軌跡―フレーベルの自己形成およびペスタロッチとの邂逅;「球体法則」思想の定式化と進展;「生の合一」思想への展開;「象徴」‐「予感」概念の成立)
第2部 フレーベルにおける遊戯思想の展開過程(恩物にみられる遊戯思想―第二恩物を中心に;『母の歌と愛撫の歌』にみられる遊戯思想;運動遊戯にみられる遊戯思想)
フレーベルにおける遊戯思想の成立・展開
著者等紹介
山口文子[ヤマグチアヤコ]
本名、藤田文子。昭和32年茨城県生まれ。平成7年筑波大学大学院博士課程教育学研究科教育基礎学専攻単位取得満期退学。平成9年より現職。現在、茨城大学教育学部准教授、茨城大学大学院教育学研究科准教授、博士(人間科学)音楽教育学教育思想研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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