メンタライゼーションと境界パーソナリティ障害―MBTが拓く精神分析的精神療法の新たな展開

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784753308033
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3011

出版社内容情報

メンタライゼーション理論(MBT)とそれに基づく臨床は,まさしく精神分析の真の精神を受け継いでおり,21 世紀における精神保健の動向や脳科学の発展をも視野に入れた精神分析の現代的かつ最新の発展形である。本書はMBT 概念とそれに基づくBPD 理解と実際の治療を詳しくかつ具体的に呈示する。

内容説明

BPDの成因とそれに関する研究、BPDの治療の効果研究について広範かつ詳細なレヴュウをし、メンタライゼーション概念そのものとBPDに関するメンタライゼーションに基づいた理解を詳しく解説し、そして実際のBPD治療を実に詳しくかつ具体的に書き込んでいる。

目次

1 境界パーソナリティ障害の疫学的、病因論的調査
2 治療調査と転帰
3 境界パーソナリティ障害のメンタライゼーションに基づく理解
4 境界パーソナリティ障害の最新治療モデル
5 治療の組織化
6 他でも使えるMBTモデルの特徴
7 治療の戦略
8 治療技法
9 実施への道筋

著者等紹介

ベイトマン,アンソニー[ベイトマン,アンソニー][Bateman,Anthony]
博士(MD)。ロンドン北部のSt Ann’s Hospital、Halliwick Unitで臨床部長と精神療法部門の研究主任であり、ロンドンのRoyal Free and University College Medical Schoolの名誉講師でもある。St Ann’s Hospitalの臨床指導医、王立精神科医会の副主任試験監督官であり、他にも英国精神療法訓練委員会の議長など国家的な仕事についている。臨床やリサーチの関心はパーソナリティ障害と愛着理論にある。パーソナリティ障害についていくつかの著書、膨大な量の章、多数の論文を書いている

フォナギー,ピーター[フォナギー,ピーター][Fonagy,P.]
博士(PhD FBA)。ロンドン大学のフロイト記念精神分析講座の教授、臨床保健心理学の関連部門長である。ロンドン、アンナ・フロイトセンターの筆頭理事である。臨床心理学者であり、児童・成人の精神分析において、英国精神分析協会の訓練・スーパーバイジング分析家である。臨床的関心は、境界例精神病理、暴力、早期愛着関係に関する問題である。多くの重要な地位についている;IPAリサーチ委員会議長、英国アカデミー会員などである。200以上の論文や章を書き、いくつかの本の編集をしている

狩野力八郎[カノリキハチロウ]
1945年満州に生れる。1971年慶応義塾大学医学部卒業。慶応義塾大学医学部精神神経科教室入室。1975年東海大学医学部精神科学教室。1981年~83年メニンガー・クリニックおよびトピカ精神分析研究所に留学。2001年~現在、東京国際大学大学院臨床心理学研究科教授。1987年国際精神分析学会正会員。専攻は精神医学、精神分析学。現職は東京国際大学大学院臨床心理学研究科教授

白波瀬丈一郎[シラハセジョウイチロウ]
1960年生れ。1986年慶応義塾大学医学部卒業。慶応義塾大学医学部精神神経科教室入室。専攻は精神医学、力動精神医学。現職は慶応義塾大学医学部専任講師、同病院医長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひろか

7
なんとか最後までページをめくりました2023/05/29

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