内容説明
エネルギー制限食とカーボカウント(糖質管理食)をどのように使い分けたらよいか?本書は「医師‐患者関係」から栄養療法の遵守率を高めるための議論をし、「患者の病態に配慮したテーラーメイド栄養療法の私案」を呈示。基礎カーボ指導と自己血糖測定(SMBG)を組み合わせることによって、非インスリン2型糖尿病患者に対する「薬物療法最適化プログラムの実践」について論じている。
目次
第1部 「食品交換表vsカーボカウント」から「食品交換表andカーボカウント」の時代へ(2型糖尿病におけるカーボカウントの意義―血糖管理強化、遵守率改善、個別化栄養療法に向けた取り組み;食品交換表の意義を再考する ほか)
第2部 カーボカウント指導実践編(肥満者に対するカーボカウント指導―エネルギー制限や栄養バランスに配慮する;糖尿病合併妊娠、妊娠糖尿病に対するカーボカウント指導 ほか)
第3部 糖尿病栄養療法のアドヒアランスを高めるための提言(栄養療法の選択以上に患者のアウトカムに影響するもの;医療人類学の立場から糖尿病栄養療法、糖尿病ケアを考える)
第4部 糖尿病栄養療法における対立を人類学的な視点から捉え直すことの意義(多元的文化という視点)
著者等紹介
杉本正毅[スギモトマサタケ]
バイオ・サイコ・ソーシャル糖尿病研究所代表/東京衛生病院糖尿病内科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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