内容説明
血管病変や生命予後に影響を及ぼす慢性腎臓病(CKD)の代表的合併症「腎性貧血」。日本透析医学会のガイドラインをもとに診断、治療に役立つ内容を集約。貧血の定義・疫学から産生調節、ESAなどの薬物治療の種類や副作用まで、実際の症例をあげてわかりやすく解説。CKD患者の貧血管理の実力とセンスを磨く手助けとなる情報を満載。
目次
1 慢性腎臓病と貧血(どうして慢性腎臓病患者で貧血の治療が必要か?;腎性貧血の定義・疫学 ほか)
2 貧血の病態生理(赤血球の産生経路と調節;鉄代謝とその調節 ほか)
3 ガイドラインのねらいと根拠(ガイドライン本文、脚注(日本透析医学会)
新しいガイドラインの変更点とその根拠、今後解決すべき問題点 ほか)
4 貧血の診断と治療(慢性腎臓病患者でみられる貧血の原因と病態;ルーチン検査の結果をどう活用するか? ほか)
5 症例にみる貧血管理の実際(保存期;導入期 ほか)
著者等紹介
深川雅史[フカガワマサフミ]
東海大学医学部内科学系腎代謝内科教授
椿原美治[ツバキハラヨシハル]
大阪府立急性期・総合医療センター腎臓・高血圧内科主任部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。