内容説明
骨粗鬆症の診断が難しいのは、疾患そのものが本質的には無症候性疾患であることで、治療への動機や治療の効果評価が不鮮明となる特徴がある。症状がなく、治療効果に長期を要することは、一般臨床としては難しい診療であるが、骨粗鬆症診療でこの解決の鍵をもつのが骨代謝マーカーではないかと期待されている。本書ではわが国のこの分野における専門家を結集して、新たな骨粗鬆症診療への骨代謝マーカーへの期待と実際を述べている。
目次
総論 日常臨床における骨代謝マーカー測定の意義
各論 各種マーカーとその特徴(骨吸収マーカー;骨形成マーカー)
技術編(骨代謝マーカーと測定法;サンプル採取・管理に関する注意点 ほか)
応用編(原発性骨粗鬆症;治療効果判定 ほか)
付録 保険適用のある骨代謝マーカーの一覧表
著者等紹介
西沢良記[ニシザワヨシキ]
大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学(内科学第2)教授
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