内容説明
あらたな時代の到来とともに、わたしたちの未来をこの手に取り戻すために。ポスト資本主義社会の到来にむけ思考=行動を喚起する四類型、コミュニズム/レンティズム/ソーシャリズム/エクスターミニズム。従来の労働を不要にする「自動化」と、生活の基盤そのものを揺るがす「気候危機」は、この四類型にいかなる作用を及ぼすのか。
目次
序論 黙示録とユートピアとしてのテクノロジーとエコロジー
第1章 コミュニズム―平等と豊かさ(未来の台所;仕事と意味;これが麗しきわが人生なのか?;たくさんのステイタスのヒエラルキーを開花させよう;ビットコイン、ドッジズ、ウッフィー)
第2章 レンティズム―ヒエラルキーと豊かさ(政治と可能性;レントのアート;稀少性と財産;反『スター・トレック』)
第3章 ソーシャリズム―平等と稀少性(資本主義と稀少性;ディストピアを越えて;わたしたちの怪物を愛すること;エコソーシャリズムと国家;計画としての市場)
第4章 エクスターミニズム―ヒエラルキーと稀少性(少数者のコミュニズム;なごろしの最終段階;飛び地の諸社会と社会統制;エンクレーヴからジェノサイドへ)
結論 いくつかの移行と展望
付録 死の党の台頭
著者等紹介
フレイズ,ピーター[フレイズ,ピーター] [Frase,Peter]
『ジャコバン』誌編集委員。アメリカ民主社会主義者同盟(The Democratic Socialists of America)ハドソンバレー支部副委員長。『ジャコバン』誌のほか、さまざまな媒体で執筆
酒井隆史[サカイタカシ]
1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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pushuca