海賊ユートピア―背教者と難民の17世紀マグリブ海洋世界

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  • サイズ B6判/ページ数 308,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784753103119
  • NDC分類 243
  • Cコード C0010

内容説明

17世紀の北アフリカ、そこにはキリスト教の背教者=海賊たちが生み出した共和国があった。イスラームに魅せられ独自に進化した「裏切り者たち」のコミュニズムとアナキズム、その先駆的かつ躍動的な文化・統治・生を、「社会レジスタンス」の可能性として現代に鮮やかに蘇生させる、「危険な物狂いたち」のための反社会宗教史。伝説の書『T.A.Z.一時的自律ゾーン』のハキム・ベイが別名義で解き放つ、惜しげない「真の贅沢」に向けた「荒ぶる航海」。

目次

1 海賊とマーメイド
2 トルコ人になったキリスト教徒
3 暗殺による民主主義
4 チンピラ連中
5 チュニスの雪花石膏宮殿
6 サレーのムーア人共和国
7 ムラド船長とボルティモア略奪
8 海賊カレンダー
9 海賊ユートピア
10 「厄介なトルコ人」と呼ばれたオールド・ニューヨークのムーア人海賊―クリストファー・ヒルを追慕して

著者等紹介

ウィルソン,ピーター・ランボーン[ウィルソン,ピーターランボーン] [Wilson,Peter Lamborn]
1945年生。1964年、コロンビア大学を中退してヒッピーとなる。1960‐70年代にかけて10年間インドとイランに滞在し、研究生活を送っていたが、イラン革命(1978)の勃発によって帰国。現在ニューヨーク在住の独立文筆家。自称「自律した貧乏人」。アナキズム、異端宗教、神秘主義についての著作が多い

菰田真介[コモダシンスケ]
1985年。愛知県出身。大学を卒業後、2012年秋から、愛知の実家を拠点に活動するフリーの研究者。過去や現在の海賊現象の思想的・人類学的分析を研究課題としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りー

23
あまりに訳文が読みにくくて、途中からつまみ読みリタイア。16世紀後半~18世紀にかけて、ヨーロッパのキリスト教徒がイスラムに改宗し、海賊行為を働くようになった。彼らを「レゲネイド」と呼ぶ。レゲネイドたちが独立して17世紀後半の50年自治を行ったのがラバト・サレー、スペインの向い側、北アフリカのモロッコにある自治都市。…内容は面白いのだけれど、とにかく読み辛くてダメだった!!2022/07/18

takao

0
海賊は社会盗賊2017/07/07

ポレポレ

0
レネゲイド(背教者)と呼ばれた者たちとバーバリー海賊🏴‍☠️の関係についての考察……と言ったところか? 原文がまずいのか訳文が拙いのか、何を言っているのか解りにくく興味を惹かれない文章だった。テーマ自体はおもしろいのに〜。 ★★☆☆☆2024/10/09

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