内容説明
“絆”を断ち切り、“砂漠”に残された足跡を頼りに、いま開始される“全‐世界”の蜂起。『来たるべき蜂起』を世界に放った“不可視委員会”の前身“ティクーン”の「装置論」の邦訳とともに、『来たるべき蜂起』翻訳委員会が告げる、“覚醒”と“共謀”のため時間。
目次
はじめに 反装置のエチュード
砂漠とオアシス
流言の氾濫はすでに革命の到来を告げている
来たるべき現在のしるし
反原発の社会戦争
批判形而上学は装置論として誕生するだろう…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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2
「形而上学において、とりわけ同一性の動詞あるの社会的なヘゲモニーにおいて、生成の否定、事物や存在の出来事の否定である。(‥‥‥)「疲れさせるものがある」という出来事のかわりに、形而上学的文法はわれわれに主語を言わしめ、次いでその主語に述語をもたらす。「私は疲れた」と。ここで行われている操作によって、状況内存在は後退しつつ省略され、言表をになう生の様式は、言表の背後に、すなわち主語=述語関係という自給自足的な疑似対称性の背後に追いやられて消えてしまう。」(87ページ)2017/02/05
午後
1
装置の科学は、それぞれの装置に対して、「それはどのように作動しているか?」を問い、犯罪、不透明性、蜂起の三段階を経る。高速道路、自動改札機、監視カメラが、いかに振る舞いを規定し、規範に反した存在をいかに炙り出すか?その場で別様に存在するためのヒント。2023/05/02
anti
0
ただの疎外論。「ある」という動詞の構造と資本主義的装置の抑圧機能、潜在態の充満としての資本主義、そこでは事故や錯乱は可能性の実現としてしか理解されない。発想は面白いけど、具体性は…こういうのは具体的な策略が結構柱なんじゃないのか。。。2018/01/08
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