目次
第1篇 カント研究のまとめ(カント解釈のために;カント倫理学の解釈のために;自覚の形而上学;自覚の形而上学を超えて;「場の倫理学」の構想のその後―カント倫理学についての若干のコメント;カント哲学の方法論的吟味;カント『人倫の形而上学の基礎づけ』についての一考察;カントにおける時間と人格;カント『倫理学講義』における良心論;哲学的倫理学の可能性)
第2篇 「純粋理性の諸誤謬推理について」の章についての注解(「純粋理性の諸誤謬推理について」の章についての原理論的解説;実質的観念論を巡って;誤謬推理論におけるゲマインシャフト論についての注解;デカルトの「コーギトー・エルゴー・スム」の誤謬推理論の組み込みを巡って;合理的心理学における自我把握の仕方を巡って;合理的心理学の誤謬推理についての批判の予備的考察と霊魂の単純性の誤謬推理の批判についての注解;単純性の誤謬推理の批判についての更なる注解;実体性の誤謬推理の批判についての注解;人格性の誤謬推理の批判についての注解;第一版の誤謬推理論についての注解の締めくくり;第二版の誤謬推理論についての総括的注解;メンデルスゾーンの霊魂不滅論に対するカントの批判;第二版の誤謬推理論についての補足的注釈一―第二版 四一四‐四一五ページの脚注についての注釈;第二版の誤謬推理論についての補足的注釈二―デカルト哲学に依拠して)
第3篇 『純粋理性批判』についての自然科学史的注解(『純粋理性批判』についての天文学史的注解;数学・自然科学における思考法の革命について)