内容説明
戦後日本で形成されてきた集団的感傷としての国民主義を批判的に分析し、多義的な日本国憲法を応答可能性=普遍性として未来へ開く、壮大な投企。
目次
第1章 憲法の発話者とその応答関係
第2章 パックス・アメリカ-ナの黄昏
第3章 普遍主義の両義性と「残余」の歴史
第4章 競争する帝国=帝国主義者のコンプレックス
第5章 国民主義の終焉、あるいは植民地支配の一形態としての国民主義
第6章 同一性から希望へ
「残余」という視座―むすびにかえて
著者等紹介
酒井直樹[サカイナオキ]
1946年生まれ。東京大学文学部卒業。シカゴ大学を経て、現在コーネル大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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