目次
序論(哲学の区分について;哲学一般の領域について;哲学の二部門を一つの全体へと結合する手段としての判断力批判について ほか)
第1部 情感的判断力の批判(情感的判断力の分析論(美の分析論;崇高の分析論)
情感的判断力の弁証論)
著者等紹介
宇都宮芳明[ウツノミヤヨシアキ]
1931年生まれ。東京大学大学院博士課程退学。北海道大学教授を経て、現在北海道情報大学教授、北海道大学名誉教授
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感想・レビュー
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ゆえじん
3
カントを読んだという、この古典力.誇示して行きたい.2019/09/19
チネモリ
3
本書の目的は「快不快の感情にア・プリオリに原則を与えること」である。カントは我々の快不快の感情に普遍化可能性という目線を持つ。本書の立場に立つと、美しい花を見るとそこに客観的基準はないが万人が「この花は美しい」と判断するに違いない。同時に自分の判断と同じような判断を大多数の人々にも要求する。確かに「美しさ」は人それぞれ違う。しかし「美しい」ものは私以外の大多数も「美しい」と判断すると私は思う。このメカニズムを彼なりに哲学的に解明しようとする試みが本書でなされているのではないだろうか。2018/03/10
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