目次
第2章 純粋理性の二律背反(宇宙論的理念の体系;純粋理性の背反論;これからの抗争における理性の関心について ほか)
第3章 純粋理性の理想(理想一般について;超越論的理想(超越論的原型)について
最高存在者の現存在を推理する思弁理性の証明根拠について ほか)
2 超越論的方法論(純粋理性の訓練;純粋理性の規準;純粋理性の建築術 ほか)
著者等紹介
宇都宮芳明[ウツノミヤヨシアキ]
1931年生まれ。東京大学大学院博士課程。北海道大学教授を経て、現在北海道情報大学教授、北海道大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Bevel
1
「綜合が系列をなし、しかも条件づけられたものに対する相互に従属し合う条件を成すカテゴリーのみが超越論的理念の役に立つ509」「前進的/後進的」「時間だけでなく空間も背信」「限界がないと大きすぎるし、限界があると小さすぎる」「統制的原理」、こういう理性能力をもう少し具体的に理解したいなって思う。まだアプリオリな総合判断の能力しか見てないので、他のところで理性は何ができるかも見たい。2013/01/07
Ryoma Okamura
0
始まりとは、物がそこに存在しない時間がそれに先行する現存在であるから、世界がそこに存在していなかった時間が、すなわち空虚な時間が先行していなければならない。ところがしかし、空虚な時間においては何らかの物の生成は不可能であるが、というのも、そうした時間のいかなる部分も、他の部分に先立って、非存在の条件から何らかの形で区別される現存在の条件を自らに有してはいないからである(p.525)2022/01/08
Ryoma Okamura
0
ところで哲学はたんに概念にしたがう理性認識であるから、哲学には公理の名に値するいかなる原則も存在することはできないであろう。これに反して、数学は公理を持つことができる。なぜなら、数学は対象の直観において概念を構成することによって、対象の述語をア・プリオリに直接に結びつけることができるからである。たとえば、三点はつねに同一の平面に存する、というように(p.792)。2020/08/30
Kanou Hikaru
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