内容説明
『古事記伝』の完成に一生を費した宣長は、また、親思いで子煩悩、恐妻家で、町内の諸行事や歌会にまめに参加する、すぐれて人間的な生涯を送った人でもあった。本書は、言語をとおして人間存在にこだわり続けた本居宣長の基礎的入門である。
目次
男児出生―水分の神の申し子
志学元服―幼少期の修学と教養
平安憧憬―『経籍』と『都考抜書』
青春彷徨―和歌・空想・現実
儒師景山―契沖学に開眼
私有自楽―歌学・漢学・医学
嶺松院会―歌会・講釈・著述
『紫文要領』―「もののあはれ論」
県居大人―「松坂の一夜」
『記伝』起稿―「天地初発之時」〔ほか〕
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