目次
1 日本建築史(原始の建築と神社;仏教建築の渡来;宮殿と都市の建設 ほか)
2 西洋建築史(ヨーロッパ建築の曙;ヘレニズムとオリエント;古代ローマ ほか)
3 近代建築史(産業革命と博覧会;日本の近代化;様式建築の受容 ほか)
著者等紹介
光井渉[ミツイワタル]
1963年広島県生まれ。1987年東京大学工学部建築学科卒業。1991年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中途退学。1991~96年文化庁文化財保護部建造物課文部技官。1996~2000年神戸芸術工科大学環境デザイン学科専任講師・助教授。現在、東京藝術大学美術学部建築科准教授
太記祐一[タキユウイチ]
1965年東京都生まれ。1989年東京大学工学部建築学科卒業。1997年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。現在、福岡大学工学部建築学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あきあかね
19
古代から現代までの建築や都市の変遷を日本と西洋に分けて概括している。本書の最大の魅力はカラー写真や図版がふんだんに盛り込まれている点。壮麗なヴェルサイユ宮殿や凛とした寺社といった個々の建築物の意匠や構造から、城下町の構造や都市の改造など面的な広がりを持ったまちづくりにまで話が及ぶ。独自の歴史を歩んできた日本の建築が近代化により西洋技術を取り込み、和洋が混在する擬洋風建築等を経て、新たな建築様式を打ち立ててゆく。変わらない本質的なものを保ちつつも、新しい変化を重ねてゆく不易流行という言葉が建築には相応しい。2022/06/06
ik
2
図版が豊富でコンパクトにまとまっていて使いやすい、そしてこの手の本の割に安い。大変充実した一冊でした2014/04/02