出版社内容情報
《内容》 かつてないメスのような指使い!!豊富な写真でテクニックがよくわかる!手技療法は、軟部組織に施すものと骨関節部に施すものとに大別されるが、推拿は両方に適応するため、整形外科が扱う疾患の多くをカバーしている。よって、スポーツ障害に対しても適応範囲が広く、すでに中国では多くの推拿医師がスポーツドクターとして活躍している。この本では、きわめて種類の多い推拿手技の中でも、筋線維の癒着を分離する分筋法、定位から逸脱した筋肉や腱を正常な位置に戻す理筋法を中心に、即使える推拿手技の数々、主要なスポーツ障害に対する最適な治療法を、豊富な写真入りでわかりやすく見せる!
《目次》
第1章 推拿とは
推拿の歴史/現代における推拿療法/推拿の特徴/推拿の適応範囲/推拿とスポーツ障害/スポーツ障害とスポーツ外傷/運動器系に対する推拿の作用
第2章 推享の手技
〔1〕中医学からみた軟部組織損傷とその治療
中医学による考え方/軟部組織損傷による解剖学的変化/瘢痕と癒着/軟部組織損傷における治療原則/分筋・理筋による軟部組織の治療
〔2〕推拿の墓本手技
1.分筋法〔ぶんきんほう〕2.理筋法〔りきんほう〕3.鎮定法〔ちんていほう〕/コラム:推拿における得気とは
〔3〕推拿のさまざまな手技
1.按法〔あんぽう〕 2.揉法〔じゅうほう〕 3.搓法〔さほう〕 4.擦法〔さっぽう〕 5.推法〔すいほう〕 6.拿法〔なほう〕 7.コン法〔こんぽう〕 8.抖法〔とうほう〕 9.拍法〔はくほう〕 10.揺法〔ようほう〕 11.伸法(牽引法)〔しんぽう〕 12.下肢圧牽法〔かしあつけんほう〕 13.圧法〔あつほう〕 14.抹法〔まつほう) 15.叩打法〔こうだほう〕 16.提法〔ていほう) 17.捏提揉法〔ねつていじゅうほう〕 18.捏拿法〔ねつなほう〕 19.分前額法〔ぶんぜんがくほう〕 20.分捏法〔ぶんねつほう〕 21.分按法〔ぶんあんほう〕 22.晃法〔こうほう〕 23.牽抖法〔けんとうほう〕 24.抓推法〔そうすいほう〕 25.搬法〔はんほう〕 26.搬按法〔はんあんほう〕 27.按揉法〔あんじゅうほう〕 28.合揉法〔ごうじゅうほう〕 29.八字分法〔はちじぶんほう〕 30.指禅法〔しぜんほう〕 31.指撥理筋法(指撥分筋法)〔しはつりきんほう〕
第3章 スポーツ障害の推拿による治療法
1.スポーツ障害による頚椎症 2.野球肩 3.肩関節脱臼・亜脱臼後の後遺症 4.鎖骨骨折後の後遺症 5.上腕二頭筋長頭腱炎 6.テニス肘 7.野球肘 8.手関節捻挫 9.手根管症候群 10.下ショウ尺関節損傷 11.槌指 12.スポーツ障害型・腰椎椎間板ヘルニア 13.スポーツによる筋筋膜性腰痛 14.梨状筋症候群 15.股関節周囲の軟都組織損傷 16.ハムストリング筋の肉離れ 17.大腿四頭筋の肉離れ 18.腸脛靱帯炎 19.膝関節内側側副靱帯損傷 20.膝関節外側側副靱帯損傷 21.ジャンパー膝 22.ランナー膝 23.下腿の肉離れ 24.シンスプリント 25.アキレス腱損傷 26.足関節捻挫 27.内果部捻挫 28.踵骨痛
第4章 スボーツ前とスボーツ後の推拿
〔1〕スポーツ前の推拿
〔2〕スポーツ後の推拿
第5章 セルフケア
〔1〕選手が行うウォームアップ用自己推拿
〔2〕選手か行うクールダウン用自己推拿
付録 注意事項
〔1〕推拿療法の適応症と禁忌症
〔2〕施術時の注意
〔3〕クッションの合理的利用法
目次
第1章 推拿とは(推拿の歴史;現代における推拿療法 ほか)
第2章 推拿の手技(中医学からみた軟部組織損傷とその治療;推拿の基本手技 ほか)
第3章 スポーツ障害の推拿による治療法(スポーツ障害による頸椎症;野球肩 ほか)
第4章 スポーツ前とスポーツ後の推拿(スポーツ前の推拿;スポーツ後の推拿)
第5章 セルフケア(選手が行うウォームアップ用自己推拿;選手が行うクールダウン用自己推拿)
注意事項
著者等紹介
孫維良[ソンイリョウ]
1954年、中国天津生まれ。元天津中医学院第一附属病院推拿医師。17歳で天津中医学院胡秀章教授に師事。以来三十数年におよぶ臨床経験をもつ。1987年、東京中医学研究会の招きで来日。以後、推拿の普及と日中の医学交流に尽力。テレビ、ラジオ出演のほか、新聞・雑誌連載、著書多数。現在、天津中医学院助教授、城西大学講師、東京中医学研究所所長、臨床中医推拿塾塾長
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