出版社内容情報
《内容》 最近では「臨床的有効性」や「臨床的安全性」など、現実の医療における応用の可能性についての検証にも科学性が厳しく問われるようになってきた。いずれ臨床家もEBMのセンスが問われるようになるだろう。本書は鍼研究のエキスパートが執筆しているため、臨床における科学的センスが学べるだけでなく、さらにその先の、科学的鍼灸と伝統的鍼灸とが止揚されるような新しい臨床鍼灸学の概念をも創造できる1冊である。
目次
1 鍼の歴史、特質、および現今の臨床:東アジアの観点
2 西洋医学的鍼治療
3 鍼鎮痛の神経生理学
4 感覚刺激(鍼)が循環系と免疫系に及ぼす効果
5 鍼の臨床的有効性:システマティックレビューの概要
6 鍼の有害作用
著者等紹介
山下仁[ヤマシタヒトシ]
愛知県生まれ。明治鍼灸大学鍼灸学部鍼灸学科卒(1987年)。愛知県立中央病院東洋医学研究所技師(1987~1992年)。筑波技術短期大学附属診療所助手(1992年~)。聖マリアンナ医科大学微生物学教室研究員(1992年~)。英国エクセター大学補完医学研究室客員研究員(1999~2000年)。東京大学医学部家族看護学教室客員研究員(1999年~)
津嘉山洋[ツカヤマヒロシ]
東京都生まれ。和光大学人文学部人間関係学科卒(1978年)。東洋鍼灸専門学校卒(1987年)。筑波大学研究生(理療科教員養成施設)(1987~1991年)。東京健康科学専門学校非常勤講師(1991年~)。筑波技術短期大学附属診療所講師(1992年~)、同助教授(1997年~)
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感想・レビュー
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- サンデー毎日2019年9/1号