出版社内容情報
《内容》 「治療とは気を動かし、病の根源的原因である冷えを解消することである」。気の概念、陰陽観に基づいた本格的な鍼灸治療法である、積聚治療を小林氏が伝授する。積聚治療は再現性があって実際に役立つ治療法として小林氏が発案した治療法で、腹部に現れた全身の異常を見つけて病証を決め、それに対応する背部兪穴を治療するというものだ。その根底には、人体を気の集合体ととらえる深遠な東洋の思想が横たわっている。
目次
前篇 積聚治療の基礎概念(積聚治療について;疫病観の基礎;人体観の基礎;病因;病症の診方)
後篇 積聚治療の実際(病態把握と治療;臨床の実際)
付記 鍼灸の基本技術