内容説明
この本はアドラー心理学にまだ親しんでいない学生や臨床家に、アドラー心理学のエキスを理解してもらおうとして書かれたものです。そして、読者にアドラー心理学の理論を評価する資料を与え、また現代の思考体系における位置づけも明らかにしています。初心者の方が学ぶのに便利なように、また、教室でも使いやすいように各章の最後には「要約」をまとめてあり、理解を確かめるための「質問」も用意されて、振り返りに便利になっています。
目次
第1章 アルフレッド・アドラーとアドラー心理学―概観
第2章 個人心理学の基本的前提と哲学
第3章 ライフスタイルの発達
第4章 ライフスタイル
第5章 類型学
第6章 劣等性、劣等感、劣等コンプレックス
第7章 ライフタスク(人生の課題)
第8章 精神病理
第9章 人を理解する
第10章 成長を勇気づける
第11章 個人心理学理論への批評
著者等紹介
モサック,ハロルド・H.[モサック,ハロルドH.][Mosak,Harold H.]
アドラー心理学専門大学院(シカゴ)博士課程教授
マニアッチ,ミカエル・P.[マニアッチ,ミカエルP.][Maniacci,Michael P.]
臨床心理士。アドラー心理学専門大学院(シカゴ)で教鞭をとる
坂本玲子[サカモトレイコ]
早稲田大学文学部、山梨医科大学医学部卒業。山梨県立大学人間福祉学部助教授。医学博士。専門は精神療法、健康保養医学(アロマテラピーなど)
キャラカー・京子[キャラカーキョウコ]
アリゾナ州立大学、サンフランシスコ州立大学卒業。アメリカやタイで日本語教育に従事し、現在は日本で英会話教室を運営。翻訳・通訳の仕事にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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