内容説明
ヴィゴツキー理論に対応した授業展開と文学作品の教材分析における教授活動。『じどう車くらべ』『ごんぎつね』『やまなし』『モチモチの木』『大造じいさんとガン』を話し合いの中で読みを深め、教授=学習過程や概念、発話と内言の発達を考察します。
目次
第1章 子どもの「書きことば」(読み)の発達(一年 説明文『じどう車くらべ』の学習;四年 物語文『ごんぎつね』の学習 ほか)
第2章 ヴィゴツキーによる「子どもの書きことばの発達」の解明の意義(「字でおしえている」(事例1)の示唆することをヴィゴツキー理論からとらえる
説明文を読んで、日常生活での経験を話すが、説明文には戻らない子どもの発話(事例1)をヴィゴツキーの理論からとらえる ほか)
第3章 教材分析と授業展開の関係(三年『モチモチの木』の学習;小学校五年『大造じいさんとガン』の学習)
第4章 教材分析とヴィゴツキー理論(書くこと、読むことをヴィゴツキーはどのように理論展開しているか;読むということの現実的理論的状況 ほか)
著者等紹介
麻実ゆう子[アサミユウコ]
奈良女子大学文学部卒業。小学校教師を経て、ロンドン大学(Institute of Education)にてPhD(博士号)取得。現在は、現職の先生方との研究会での研究、及び執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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