内容説明
ヴィゴツキー理論に対応した授業展開と文学作品の教材分析における教授活動。『たぬきの糸車』『スーホの白い馬』『ごんぎつね』を話し合いの中で読みを深め、教授=学習過程や概念、発話と内言の発達を考察します。
目次
第1章 授業を分析する(授業を分析する視点;ことばや文章への子ども自身の受けとめを明らかにし、話し合いを通して読み深める授業;授業の分析をさらに考察する)
第2章 教育実践上の諸問題とヴィゴツキー理論(思考と言語;概念的思考の形成;概念的思考の発達の構造;発達と教授との相互関係;行動と意識)
第3章 ヴィゴツキー理論はどのように理解継承されているか(ヴィゴツキー理論への弾圧とその弟子による改ざん;欧米におけるヴィゴツキー理論の解説の特徴)
著者等紹介
麻実ゆう子[アサミユウコ]
奈良女子大学文学部卒業。小学校教師を経て、ロンドン大学(Institute of Education)にてPh.D.(博士号)取得。現在は、現職の先生方との研究会での研究、及び執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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