内容説明
精神分析医・氷室想介のもとに赤いリボンの女が相談にやってきた。突然まくし立てたのは、9・11同時多発テロ陰謀論。2カ月後、電力不足の灼熱地獄にあえぐ東京で、彼女の幼い息子が14階の自宅から転落した。事故か、それとも心のバランスを崩した母の犯罪か?だが氷室が突きとめたのは想定外の実行犯!ミステリーの王道をいく「意外なヒント」と「意外なトリック」と「意外な犯人」。吉村達也ライフワークの全100巻書き下ろしミステリー第1弾。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
東京出身。ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、扶桑社の書籍編集長を経て、1990年より専業作家。1986年、扶桑社在職中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鏡也
11
全員強烈なキャラでした…。犯罪コーディネーター?QAZは、誰なんだろう…2017/07/26
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
11
月一で100巻まで書かれるそうです!! すごいな~ 最初はいいとtして、どんな感じで100冊までいくのかしら? なかなか面白い序幕だったので、ちょっと楽しみです♪2011/11/30
しょこら★
8
全百巻…これから続いていくんですね。ほんの少しの歪みや勘違いすれ違い、人の心の闇に付け入り、猟奇殺人を牛耳るQAZ。精神分析医氷室、警察関係者、学者、その助手の天才少女…広げに広げた風呂敷、すべてがどう繋がり収まるか気になるのも事実だけど、トリック、動機、誘導(ミス、殺人、真実への)などなど少し強引でオカルトすぎるような。前作を知らないし、魔界百物語だから仕方ないのかな?誤字と軽い文体も気になる…最近はミステリを気軽に読むものなの?2012/05/14
キムチ猫屋
7
不思議な話だった。面白かった、と思う。なんか陳腐な感想が逆にシックリくるような・・・超能力?マインドコントロール?ハカセと天才少女はなんか関係あったのか?2019/07/02
そのぼん
6
新シリーズなんですね。推理ものだけど、凝ってて面白かったです。一話完結型で大まかな流れは続いていくって感じでした。次巻も読んでみようかな。100巻まで続くということなので、最後まで読みきれるか自信がないですが(笑)。 とりあえず、次巻に期待!2012/01/17