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大恋愛詩集 Chie―男よカッコ悪くあれ

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  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784752260127
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0095

内容説明

精神を病んだ妻・智恵子との激動の日々を綴った、一人の男の命の詩集『智恵子抄』。そこには、出会いから結婚、闘病、死別後までの一途で激しい愛の軌跡が刻まれている。作者は彫刻家でもあり、「現代詩の父」とあおがれた詩人・高村光太郎。智恵子を生涯愛しぬき、グチも弱音も吐かずに自分に厳しく生きる光太郎の姿を、ある人は「まるで古武士のようだ」と言った。しかし、彼は本当にサムライだったのだろうか?本書は、光太郎が叫び続けた言葉の裏に見え隠れするカッコ悪い男のホンネを、新たな解釈で魅せる魂のアートブックである。

目次

Chie 喜―「あどけない話」他8篇
Chie 怒―「山麓の二人」他6篇
Chie 哀―「レモン哀歌」他10篇
Chie 楽―「人に」他8篇

著者等紹介

高村光太郎[タカムラコウタロウ]
1883年、東京都下谷生まれ。本名は高村光太郎(たかむらみつたろう)。彫刻家・高村光雲を父に持ち、自らも彫刻の道を志す。しかし、偉大すぎる父への反抗心から23歳で渡米。ニューヨークで1年の留学生活を過ごした後、ロンドン、パリへと移り住み、26歳で帰国。古臭い日本の美術界に真っ向から反発し、新美術の世界に没頭する。1914年には詩集『道程』を出版。同年、智恵子との結婚生活が始まる。1938年、長い闘病生活の後に智恵子と死別。1941年に詩集『智恵子抄』を刊行。同時期に戦争賛美の詩を多く発表した自責の念から、疎開先の岩手県花巻町に粗末な小屋を建て、約7年間独居生活を送った。1952年、十和田湖畔の記念碑の制作を機に東京都中野区のアトリエに転居。数年後に結核を患い、1956年73歳で人生の幕を閉じた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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