出版社内容情報
言葉の蜃気楼がストリートに出現!
「山羊の歌」「在りし日の歌」他未刊詩編より
汚れつちまった悲しみの、百年たってもまだまだピュアな悲しみの、永遠の不良少年中原中也。ミラージュフォト・ミーツ・ソウルイラストレーションで白山通り=ホワイトマウンテンストリートに出・現ッ!!!!!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロくま
17
中原中也の詩と写真や絵、グラフィックがコラボしたアートブック。中也の人生を初めて知ったのは高校生の頃。衝撃的だったなぁ。持っていた文庫本は多分実家の本棚に今も収まっているはず。当時の自分がよみがえって懐かしくなった。手元にまた欲しくなっちゃったなぁ。買っちゃおうかな~。2016/07/10
Maki
14
シガレットの恋というタイトルすき。中原中也の詩の中でも、選び方がセンス良すぎ!「盲目の秋」いいなぁ♡【風が立ち、波が騒ぎ、無限の前に腕を振る。】「冬の雨の夜」もいい。「黄昏」も「恋の後悔」もいい。全部いい!【思想と行為が弾劾し合い 知情意の三文法がウソになりカンテラの灯と酒宴との間に人の心がさ迷ひます あゝ恋が形とならない前 その時失恋をしとけばよかつたのです】【あなたが今頃笑っているかどうか、ーーいや、ともすればそんなこと、想ってゐたりするのです】パンクスラブソングに聴こえる!2018/11/29
名前を付けて欲しい@残酷な人
6
中原中也の写真詩集。彼の蒸留された言葉が、孤独が、純潔が、頁をめくるごとに胸をつく。中でも「生ひ立ちの歌」がいちばん好き。2011/02/02
チリドック
1
作品はもちろん、さらにそこに浮かんでいる写真が とても素敵でお気に入りの一冊になりましたw
aa
0
中原中也の詩集であり、写真集であり、イラスト集であります。「iz ART BOOKS」というシリーズで、デザイン性の高い詩集。言葉のフォントや配置にもこだわりがあって、散文らしさがよく出ています!少し読みにくい部分もあるけれど(苦笑)、詩の世界観が視覚的にも現れていて心にズドンと来ます。ここ数年で1番のヒットです!2013/04/23