目次
小豆粥―新年最初の望月
雪―香爐峯の雪
雪解け―残雪をめぐるやきもき
春は曙―日本人の美意識
紅梅―行成も認めた才気煥発
雪月花―当意即妙
桜の造花―関白道隆の趣向
花盗人―機知に富む応酬
桜襲―幸福の絶頂
春の炉―誤解を解いたわざ〔ほか〕
著者等紹介
西村和子[ニシムラカズコ]
昭和23年、横浜生れ。昭和41年「慶大俳句」に入会、清崎敏郎に師事。昭和45年、慶応義塾大学文学部国文科卒業。平成8年、行方克巳と「知音」創刊、代表。句集『夏帽子』(俳人協会新人賞)『窓』『かりそめならず』『心音』(俳人協会賞)『鎮魂』。毎日俳壇選者。俳人協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅてふぁん
20
季語で読むという発想が面白い。さすが俳人さん!春夏秋冬を万遍無く季語で読める枕草子も凄いけど(笑)俳人の視点から『季語で読む』と、枕草子は春、夏、秋、冬の本当に細かいところまで書かれているんだなと実感した。季語にまつわる一段が見開きページで解説されており、気軽に楽しめる一冊。挿絵も素敵だった。2017/07/01
ゆってぃー
0
「春は明け方、夏は夜、秋は夕暮れ、冬は早朝」 情景が目に浮かぶ。扇子は暑さを凌ぐ道具であり、嗜みでもあった。珍しい扇子の骨を、クラゲの骨と皮肉った清少納言。陽キャラ2019/02/26