出版社内容情報
万葉作品の誕生した空間的、時間的な客観条件を正しく把握し、万葉びとの生活を脳裏に生き生きと再現することで、作者の発想の淵源を突き止めようとする折口学的立場から、秀歌百数十首それぞれに対し、歌の詠まれた「場」を踏まえて解釈を進め、新しい照明をあてた万葉歌鑑賞に必携の書が蘇りました。
内容説明
作品の誕生した空間的、時間的な客観条件を正しく把握し、万葉人の生活を脳裏に生き生きと再現することで、作者の発想の淵源を突き止めようとする折口学的立場から、秀歌百数十首それぞれに対し、歌の詠まれた「場」を踏まえて解釈を進め、新たな照明をあてた、万葉歌鑑賞に必携の書。
目次
『万葉集』について
古万葉時代
飛鳥時代
藤原時代
和銅・養老時代
天平時代
著者等紹介
山本健吉[ヤマモトケンキチ]
明治40年、長崎県生まれ。折口信夫に師事し、民俗学の方法を学ぶ。昭和9年創刊の「俳句研究」編集長として中村草田男ら人間探求派を世に送り出す。昭和24年より評論家として、文芸評論のほか、俳句の評論や鑑賞を執筆。昭和58年、文化勲章受章。昭和63年、5月7日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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