じろはったん

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じろはったん

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  • サイズ A5判/ページ数 174p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784752036425
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

65
昭和の初めの山奥の小さな村。師範学校を卒業したばかりのはな先生は、「じろはったん」と呼ばれる風変わりな少年と出会う…。大人になっても子どものような、今で言えば知的障害のじろはったん。だが村の人たちは差別することなく彼に優しく接し、じろはったんもまた純粋に人を愛する。辛い戦時下。かつて当たり前だった日本人の優しさに読んでいて胸が熱くなる。この空気感が描けるのはこの時代を生きてきた作者だからこそ。こういう良質の児童書が時代の流れに埋もれてしまうのはあまりにもったいない。2019/03/23

モリー

41
読み継がれてほしい本です。人と人の温かい心の触れ合いが描かれています。以外、解説のから引用。『作者はこの「じろはったん」の中に、あるべき人間の真の姿を見ているのです。それは言葉を縮めていえば「信頼」ということでしょう。それも単なる信頼ではなくて。相手に対する盲目的・絶対的な信頼です。私たちはともすると、人間と人間の中に利害や打算を働かせますが、そういったところからは、真の信頼関係が生まれないのは言うまでもなくありません。』「じろはったん」の至純な行動が私たちに人として大切な事を気づかせてくれます。2019/04/02

ちえ

38
太平洋戦争前後「じろはったん」という知的障害が有ると思われる男性を描いた物語。読んでいて心が苦しくなるのは「共生社会」を謳いながら分離が進められている今の学校教育や、人と同じようにすることを求められ、出来ないことを許さない社会の貧しさを突きつけられる気がするからだろう。じろはったんの素直で飾ったり隠したりしない言動に戦争の悲惨さを深く教えられる。読友さん繋がりのこの本、梶山俊夫さんの絵も温かく、今の人たちにもっと読まれて欲しい。2019/05/25

おはなし会 芽ぶっく 

18
孫に、はなおばあちゃんが語ったおはなし。二十歳の頃小学校の先生として赴任した但馬で出会った次郎八ことじろはったん。昔で言う知恵遅れの少年だった。村の子どもたちとの交流や、戦争で疎開してきた子どもとの交流、そして何より出征してしまった新やん、その新やんの戦死が理解できないじろはったん。短い生涯を終えるまで見守り続けた悲しいけれど、愛されていたおはなし。『鐘つき堂/絵本/赤紙/ワラ人形/キテイさん/石臼の音/疎開の子/おきみやげ/木の葉の舟/彼岸花』2020/03/23

ねこ

5
知恵遅れの青年・じろはったんと、子どもたちをめぐる物語。子どもたちにとって、じろはったんは気のおけない相手。戦争が厳しい状況になる前からそうなのだが、敗戦が近づくにつれ、いよいよ、じろはったんの存在が光る。無垢の存在として美化しているわけではない。すけべなこころをちゃんともっているし描いている。温かい人情がじわりじわりと伝わってくる。一方で、戦時下の生活とはこうなのだとも教えてくれる。子どもたちにも、親御さんにも、おじいちゃんおばあちゃんにも、読んでほしい。梶山俊夫さんの絵も素晴らしい。アリス館刊。2016/01/06

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