出版社内容情報
カツオドリの女の子、オードリー。生まれ育った島が、噴火でどんどん変わってしまいます。オードリーは島に残る選択をし、卵を産みますが、様々な困難でヒナを育てることができず…小笠原の西之島を舞台にした、生命の物語。
内容説明
ある日、島で突然はじまった噴火。ふきだす溶岩や火山灰で、島の風景は変わってしまいました。カツオドリのオードリーは、それでも、その変わりはてた島で、巣づくりができないか考えます。地球の大きな変化にとまどいながらも挑戦する生きものたちの、命のきらめきの物語です。
著者等紹介
川上和人[カワカミカズト]
森林総合研究所(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
64
西之島の噴火とカツオドリの絵本。自然の厳しさと噴火によって、島を溶岩が流れ出し生き物が破壊と再生を繰り返して今の姿になったことがよくわかる。2025/01/07
たまきら
35
おお、研究者の絵本、なんてシリーズがあるとは知りませんでした。川上先生による、今も日々変化を遂げている西之島で子育てをするカツオドリを主人公とした絵本です。噴火でできる新たな土地。創造と破壊の現場で短くもたくましく生き続ける鳥や生物と、世紀を超えてその場にあり続ける島の対比が素晴らしい。命をつなぐって、本当に大変だけれど、その成功例が今存在するすべての生物なんだもんなあ…。2025/03/25
ヒラP@ehon.gohon
22
火山噴火によって姿を変えていく島と、棲息している鳥たちのドラマです。 失われていく自然の中で、生きようとする鳥たちの厳しさを感じました。 本州から遥か離れた場所に、こんなことが起こっていることに不思議な思いです。2025/03/27
宇宙猫
21
★★★★★ 調査の様子をテレビで見て、鳥って逞しいなって思った。こういう本で、動物たちの危機や逞しさを広めるのはいいことだと思う。2025/04/08
花林糖
14
(図書館本)海の真ん中の小さな島。カツオドリ、セグロアジサシ、オオアジサシ、クロアジサシ、沢山の海鳥が子育てをしています。オードリーはこの島で生まれたカウオドリの女の子。ある日、島の近くで海底火山が噴火。小笠原諸島の西之島と新島をモデルにした絵本。箕輪義隆さんの絵が素晴らしい。巻末には「あたらし島に起こったこと」の解説有り。2025/01/05
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