出版社内容情報
アマガエルが歌うと雨がふります。どこかにこの歌が必要なひとはいるのかな?
そうしてアマガエルは旅にでます。
川をくだって、海に着くと、そこで会ったのは……。
自分探しの旅に出たカエルは、自分を必要とする場所へ行けるのでしょうか。子供から大人まで楽しめる絵本。
内容説明
あめふれあめふれ、グアグアグア。ぼくがうたえば、あめがふる。この歌が必要なひとはどこ?アマガエルの旅が始まった。子どもからおとなまで楽しめる、谷口智則の絵本。
著者等紹介
谷口智則[タニグチトモノリ]
1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作りはじめる。絵本『サルくんとお月さま』で絵本作家としてデビュー後、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本『CACHE CACHE』をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版。以後絵本の世界にとどまらず、テレビ、雑誌、企業広告、商品パッケージ、店舗デザインなどあらゆるメディアで活躍の場を広げる。今後の活躍が最も期待される日本人絵本作家の1人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
絵本と児童書が多い本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
205
絵本作家谷口智則展@美術館えきKYOTOにて。 金沢美術工業大学日本画専攻時代に絵本作家になることを志し、努力された形跡が見られる良い展覧会でした。 この絵本は、作者が学生時代に鳥獣戯画を模写したというから、原点回帰しつつ、歌という新たな挑戦もしています。 SEKAI NO OWARIの名曲「RAIN」にも通じるラストは感動的です。2023/08/10
☆よいこ
68
絵本。「♪あめふれあめふれ グアグアグア ぼくがうたえば あめがふる♪」アマガエルが歌うと雨がふる。だけど仲間のカエルたちは、歌なんか役立たずだとバカにする。旅に出たアマガエルは、ムシやトリにたずねる「きみたちは なんのために うたっているの?」ムシもトリもみんなを明るく楽しく歌をうたう。雨の歌はみんなに嫌われて、落ち込んだアマガエルは海辺でクジラに出会う。クジラは悲しみを忘れる歌を歌ってくれた。アマガエルも一緒に歌う▽雨の後には虹がでる2023/09/06
わむう
27
アマガエルが歌うと雨が降り出すため、みんなから冷たくされる。悲しみのあまり旅に出たアマガエルはクジラと出会います。歌を唄うと雨が好きなクジラが喜び、幸せを感じるアマガエルでした。どこかにきっと自分のことを必要とする人がいるというお話。2023/08/09
anne@灯れ松明の火
20
新着棚で。アマガエルが歌うと雨が降る。だから、みんなから遠ざけられる。アマガエルは悲しくて、旅に出る。そこで出会ったのは……。認めてくれる人(動物)友の言葉で、自分を見つめ直し、前を向くことができる。良かったね、アマガエル! 谷口さんの絵は味がある。2023/07/16
ヒラP@ehon.gohon
19
アマガエルの歌は、まわりの仲間たちには不人気です。 雨が降るだけでなく、涙をながすとか、悲しみを流すとか、とにかく暗いのです。 いろんな歌が出てくるだけに、メロディがつけられたら面白いと思いながら、読みました。 曲が難しいですね。2024/09/29