出版社内容情報
高久さんのとっても気になる存在は、大きなイカのコブシメ 。UFOのような不思議な姿、色形が自在に変わる忍者のような体。ずっと姿を追ううち、初夏のある夜、サンゴの産卵とともに愛らしい赤ちゃんが誕生します。
コブシメのすがたは、よく想像するイカとは少し変わっていて、楕円形で、腕足は短く、UFO?と思ってしまうようなユーモラスなすがたです。からだの色や形を、まわりにあわせてよく変化させる擬態名人でもあります。
世界中に生息する約120種類ものコウイカ科のイカ類の中で、コブシメは最大級の大きさで、胴体の長さは50cm以上になります。コブシメの産卵期は冬、イシサンゴのなかまに直径3cmほどの卵嚢を産卵します。本書では、産卵に集まっているコブシメたちのダイナミックな婚姻。そして高久さんが出会ったコブシメの孵化と同時に起こったサンゴの産卵の美しさを軸に、コブシメのふしぎな生態や、かわいらしい赤ちゃんを紹介します。
内容説明
明るくて波もおだやかな気もちのよい初夏のある日…コブシメがやってきた!
著者等紹介
高久至[タカクイタル]
1982年横浜生まれ。東京農業大学卒業。水中写真家。海が大好きで、365日海のことを考え、250日は海のなか。屋久島の海を拠点に、日本全国の海から世界の海まで、精力的に潜ったり、調査したりしています。海の魅力や環境問題を、より多くの人に伝えることがテーマです(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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