内容説明
ロシアのシベリアで、トナカイとくらす夏も冬も、わたしはここが大好き!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
51
自然の中で生きることの力を感じさせてくれる。人が自然の一部であることを再認識する。トナカイも、犬も、人も、草原もすべてが一体化している。そんな中でのダリアちゃん。この子の存在感だけで、もう言うことがない。川島小鳥さんの未来ちゃんにも通じるものを感じてしまう。人が生活を営む、楽しむということを考える。2023/05/14
ヒラP@ehon.gohon
25
同じ国が戦争をしているとは思えない、のどかな風景が広がります。 厳しいけれど、平和な風景です。 表紙のダリアちゃんの顔に引き込まれてしまいました。 ロシアにはこんな風景もあるのだと、改めて思いました。 素敵な写真絵本です。2023/03/18
猫路(ねころ)
10
冬の長いシベリア、毛皮を着込むダリアちゃん。可愛らしい姿で遊牧民であることに満足のようです。2023/11/03
イカまりこ
8
シベリアで暮らす5才のダリアちゃんに密着したもの。ぜひとも長期企画で、その後のダリアちゃんを追ってほしい。自然と共に暮らす種族の生活を垣間見れた。戦争とか関係なくいられてるのか、心配になってしまった。2024/03/28
遠い日
6
「ともだちみつけた!」シリーズ3。「トナカイに生かされて シベリアの遊牧民ネネツ」 (月刊たくさんのふしぎ2020年11月号)と繋がる作品だ。ここでは5歳のダリアちゃんを主人公に、遊牧民の暮らし、ダリアちゃんの毎日を追う。冬も夏もその季節仕様のテントで移動しながら生活する。雪原、草原、それぞれに苦楽あり。ダリアちゃんのトナカイ皮のコートが、お母さんの手作りですばらしい。そしてこの少女の媚びない、むしろ凛々しい表情に引き込まれる。一人前に家の仕事をこなし、季節を愛でる感性は自然と共に生きて育まれるものだ。2023/02/25