出版社内容情報
2つのお話が入った、写真絵本。右から読むと、ふるさとの池にもどろうとするガマくんがヒルやほかのカエルにくっつかれて苦労するお話。左から読むと、冬眠から覚めたカエルくんが、モズに見つかってつかまりそうになるお話です。
松橋利光/文・写真
4歳から
内容説明
カエルくんとガマくんのふしぎな1日。右から読むとカエルくんの話。左から読むとガマくんの話。4さいからおすすめ!
著者等紹介
松橋利光[マツハシトシミツ]
1969年、神奈川県生まれ。水族館勤務ののち、フリーのカメラマンとして活躍中。両生類や爬虫類、水辺の生物、昆虫などを中心に撮影している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
62
前から読むと、いばんりんぼうのダルマガエルのお話、後ろから読むとこわがりのガマガエルのお話、になっている二部構成の写真絵本。ダルマガエルのパートは、まだ川岸に雪が残る寒い季節、冬眠中にセキレイに起こされて憤慨するカエルが、モズに命を狙われる、という、踏んだり蹴ったりな内容。ドキュメンタリーだから仕方がない。一方、ガマガエルパートは、冬眠から醒めて、故郷の水たまりに集まるガマガエルの足に、勘違いしたタゴガエルが飛びついて離れない、というユーモラスな内容。臆病者ながら凛々しい顔つきのガマガエルが断然オススメ。2016/07/02
たーちゃん
22
右開きで読む『いばりんぼうのカエルくん』左開きで読む『怖がりのガマくん』。いばりんぼうのカエルくんは最後なかなか怖い話に…。2022/03/27
たまきら
18
1冊で2つの話が楽しめるお得な写真絵本です。オタマさん、モズに戦慄。タゴガエルに大うけ。2016/09/27
そり
13
カエルを可愛いと思う心から手にとってみた。写真絵本、こういうの良い。ストーリーに沿ってくと、カエルが冬眠すること、そのとき動きが鈍いこと、ときには威嚇すること、春になると故郷の池でメスのとりあいでオスと争うこと。カエルのこと全部詳しく知ろうっていうのじゃない。ほどほどに、部分を知られる。ほかにはセキレイは白くて、モズは黄色いとか小鳥の違いもわかる。もちろんカエルとの関係性も。ヤマビルはカエルのサイズなら血を吸わないで、移動のためにくっつく。2019/06/08
あおい
12
前からも後ろからも読める写真絵本。のんびりとしたガマくんから読み始めてほのぼのしてたらカエルくんの方のお話は…。モズさん「てへっ」って!自然界油断が命取り。2017/07/02