出版社内容情報
ぼくの家にメジロが巣を作った。そっと見守ると、母鳥はおかあさんと同じように食べ物をあげたり、ヒナたちもぼくと同じように練習したりしている。鳥の巣も人のお腹の中も、同じように温かな、大切な場所であることを伝える。
鈴木まもる/作
小学校低学年から
内容説明
ぼくの家に、メジロが巣を作った。鳥の巣もまるいしかあさんのおなかもまるい。これからどうなっていくのかな?
著者等紹介
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年東京に生まれる。東京藝術大学美術学部工芸科中退。画家・絵本作家・鳥の巣研究家。1995年「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞受賞。2006年『ぼくの鳥の巣絵日記』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞受賞。2015年『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞受賞。全国で「鳥の巣展覧会と原画展」を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
66
もうすぐ赤ちゃんが生まれお兄ちゃんになるじゅん君。家の庭にはメジロが巣作りをし卵が生まれます。人間の子育てとメジロの子育てが愛情たっぷりでさほど変わることではないことが描かれていきます。この絵本読み聞かせをして子育ての初心に立ち戻らねばと思いました。2017/10/21
anne@灯れ松明の火
25
南の南の市の新着棚で。生まれてくる赤ちゃんのことを「ポンポンちゃん」と呼んで、待ち望む家族。ほのぼの~♪ それとメジロの巣作り、卵をからめて、いい話に仕上がっている。メジロについての知識絵本的要素もある。2015/12/17
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
小学1年生のジュンくんは、もうすぐお兄ちゃん。お母さんのおなかには赤ちゃん(ポンポンちゃん)がいるんです。ある日帰ってくると、いつもカーテンがしまっている窓の木のところにメジロが巣を作っていました。メジロの子育てとポンポンちゃん(ミミちゃん)の子育てが楽しめます。メジロのヒナたちはあっという間に巣立ってしまいましたが、残された巣はジュンくんの宝物になりました。2022/04/16
mntmt
18
小学一年生のジュンくんのたからもの。すごいな〜。こんな経験した子は、心が健やかに育つだろうな。2015/11/07
ヒラP@ehon.gohon
15
もうすぐ赤ちゃんが産まれてお兄ちゃんになるジュンくんの家の窓辺に、メジロが巣作りを始めました。 人間の赤ちゃんとメジロのひなたちの産まれるまでと、産まれてからの子育て始めが、同時進行で微笑ましく描かれています。 おっぱいをあげるお母さん、おむつを取りかえるお母さんの自然体を見ていると、とてもおおらかな気持ちになりました。 いろんなことを教えてくれて、妹の誕生も思い出させてくれるから、ひなたちが巣だって不要になった巣は、まちがいなく宝物ですね。2018/09/02